こんにちは!
マリン教室、読書クルーズ担当の齋藤周子です。
今年度で5年目となる読書クルーズ。
みんなで毎月一冊の本を読み、
感想を話し合い、
お話の続きを考えたり、自分でもお話を書いてみたり。
そんな読書活動に取り組んでいます。
今年度の一番最初に読んだのは、
この2冊。

3年生は星新一のショート・ショートを集めた『きまぐれロボット』。
2年生は、矢玉四郎の『はれときどきぶた』です。
お父さん、お母さん世代も大好きだった、懐かしい作品ですね。
本を読んだ後、子どもたちにもそれぞれ、
「ショート・ショート」と「明日の日記」を考えてもらいました。
今回は3年生の「ショート・ショート」を2篇、ご紹介します。
ふしぎなけしごむ
ゆうきはかせとちかこはかせは、二人そろって大声をあげました。
「ついにできたぞ。」
その声をきいて、ずるがしこいピー主人が来て言いました。
「こんどはなにをつくったのかね」
するとゆうきはかせが、
「これはなんでもけせるけしゴムです。」
するとピー主人は
「ぜひつかってみたいものだ」
と手をもみもみして言いました。
ちかこはかせは「どうぞ」と言ってわたしました。
数週間後、ピー主人はおこって言いました。
「もううんざりだ。つくえからいえじゅうのものがなくなったぞ。」
ピー主人はおこってかえっていきました。
しばらくしてから、はかせたちはピー主人のむすこに会いました。
「お父さんは元気かね。」
「それがね、さいきん、父さんものをすてることがおおいのよ。」
やれやれ、
「なんでもけせる」だったので、
なんでもけせるけしゴムのくせがついてしまったようですね。

くすり
それは、今までだれも見たことがないようなくすりだった。
色はにじ色で、形は、星の形だった。
「なんのくすりなんですか。」
Mさんが聞きました。
「これは、生きものと話せるくすりです。」
ピーはかせが言いました。
「どんな生きものと話せるのですか。」
「なんの生きものとでも話せます。」
ピーはかせがじまんげにこたえました。
Mさんは、さっそくそのくすりをのんでみました。
ピーはかせは、
「ききはじめるまでにすこし時間がかかりますよ。」
と言いました。10時間1分たつと、
今までには聞いたことのない声がしました。
それも、たくさんです。
Mさんはびっくりしました。
声は、下の方から聞こえ、Mさんは、声がする方を見ました。
すると、たくさんのありたちがいっぺんに話しかけてきたので、
うるさくて、耳がおかしくなってしまいました。
面白いでしょう?
ちなみに「ピーはかせ」というのは、私が飼っているインコの名前です(笑)。
子どもたちの感性やユーモアに大人である私たちが毎回驚かされる、
それが読書クルーズです!






