マネージャー平井です。
今日は、以前ご紹介させていただいた1年生コンビのその後のご報告。
1万までの加減暗算を終え、その論理性を使った長さや水かさの単元を経て、今は掛け算単元を進めています。
ご承知の通り、実感算数の掛け算は、九九や筆算を使わず、今持っている自分の力(この段階では加減)を使って、新しい力(乗法)を獲得してもらうようカリキュラム化されています。
例えば、3の掛け算であれば、同じ数を足し合わせて考えていきますから、3×59だって、こちらが教えることもなく自分で解決!
9の掛け算は、×10より1個分少ないという論理性を使って考えていきます。
9×44であれば、440−44といった具合ですね。
「自分の能力を全開させて、新たな能力を獲得する機会」「自分で自分の力を高める楽しさを実感してもらう機会」「自己問題解決能力を高める機会」として掛け算に触れてもらっています。
想像してみてください。九九というテクニックを使わずに、足し算や引き算だけで掛け算を考える大変さを。
そして、間違いが出たとしても、それでも再度思考する大変さを。
それを小学1年生が目の前で見せてくれています。
いや〜、子どもたちって与える環境・材料次第でどんどん伸びていきますね。
本当にすごい!!
もちろん、それはご家庭でのご協力もあってのこと。毎回家庭用教材に取り組んでいただき、丸付けをしていただいています。ありがとうございます。
我々が子どもたちをどうこうしようとは思いません。
子どもはみんな、ダイヤの原石。
その輝きを“引き出す”のが「アビリティ」。 です。