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中学部冬期学習会 中2国語「AI vs 教科書が読めない子どもたち」

中学部,日記


全7日間の様子をご報告させていただきます。

こんにちは!アビリティの作山です。中2冬期学習会の様子をお知らせします。

中1から継続して、季節講習では特色のある国語の授業を行なっています。今回の課題図書は、AIは東大に入学できるか?という東ロボくんの取り組みで有名な新井紀子さんのベストセラー「AI vs 教科書が読めない子どもたち」です。今年ビジネス書の中でも最も売れたものの1つであり、タイトルからしても、中学生がリアルな実感を持って向き合ってほしい内容ということでスタッフで相談し選びました。

1日目「オリエンテーション AIとこれまでの10年」

今私たちの身近な存在になっているAI技術。子どもたちにとっては当たり前のことですが、実はこの10年で大きく成長してきた技術であることを知ってもらいました。10年前というと、裁判員制度開始、Windows7発売、オバマ大統領就任といった出来事がありました。中2生はまだ4歳くらい。激動の平成史をみんなで実感してもらい、課題図書の導入に触れてもらいました。

2日目「誤解されているAIと現在の技術の限界」

AIについて触れていくなかで、誤解されているAIとはどんなものなのか?ということについて学びました。AIはまた存在せず、近い将来実現はしない。そしてAIが存在しないわけですから、人を技術が超えるというシンギュラリティも到来しないという数学者である新井さんのはっきりとした文章で、正しいAIの知識と向き合い方について知りました。そして、東ロボくんがMARCHレベルに合格できるまで成長したところで本のなかにある「手放しで喜ぶことはできませんでした」ということばについて考えてもらいました。

3日目「東ロボくんの挑戦について」

本の第2章では東ロボくんの東大合格までの軌跡に関して詳しく書かれています。今回は、発達するAI技術を実感するため、教室のipadでSiriに質問して返ってくる返答が「よい」ものと「そうでない」ものに分かれます。これまではただ「すごーい」と思って使っていただけかもしれませんが、どんな技術なのかを正しく知ることでできることできないことがあることを確認しました。

そして第2章を読んできてもらったところで、各自キーワードを探し、内容をまとめるということに取り組んでもらいました。

4日目「教科書が読めない子どもたち リーディングスキルテスト」

第3章で全国的に読解力の調査を新井さんがしたことが書かれています。ここでタイトルにもある「教科書が読めない」という課題と直面し、リーディングスキルテストを開発するに至る経緯などが書かれています。そして、いよいよ簡易版ではありますが、テストを実際に受けてもらい、どんなテストなのかを知ってもらいました。簡単そうで難しいかった、とか最後まで読まないと答えがわからないので大変だったなど、テストをしてはじめて気づいたことがたくさんあったようでした。

5日目「本を読んでみて読解力をどうやって伸ばすか?にtついて考える」

この「AI vs 教科書が読めない子どもたち」には「AI に負けない子どもそ育てる」という続編があります。続編まで読んでみると、本当に子どもの力を引き出すためには、子どもたち自身を主体的に取り組むきっかけを作ることが大切であり、大人が「よかれ」と思ってやってあげることが反対に子ども力が伸びるきっかけを奪うということが書いてあります。そのことを踏まえ、中学生が自分の読解力を伸ばすには何をすればいいか?ということについて考えてもらいました。

6日目 「本を読み学んだことと今後自分の学びをどう変えるか?について書く」

本を1冊読んでもらったうえで、今回はここまでの集大成として、200字で2つの作文を書いてもらいました。5分ほどで書き切ってしまう生徒、本を改めて読み返しながら書いている生徒と進み具合は様々でしたが、試行錯誤しながらみな書いてくれていました。

今回の作文は、授業中に先生2名で添削をかけながら、自宅で清書してもらいます。そしてそれを保護者の方に見ていただくというイベント(アトラクション?)を準備しています。誰かに見てもらう、自分の変化や成長を感じてもらえるように書くと、ただ教室から課題としてやらされているということではない文章を書いてくれるはず。そう思って、口下手なこの年代だからこそ保護者の方に自ら自分の成果を伝えられるように筆をとってもらいました。

7日目 「最終日、課題作文のプレゼン大会!」

冬期学習会7日間に渡って取り組んできた国語もいよいよ最終日となりました。今回は前回の課題だった、200字作文を教室全体でプレゼンしてもらい、最も共感できた作文を表彰しました。プレゼンまで内容は私たちも知らず、実際に読んでもらって初めて内容を知るというながれでしたが、驚いたのは、「よく考えて書けている」ことでした。プレゼンには塾長をはじめ、三人の先生でオブザーブしましたが、この発表の内容が皆素晴らしく、私が考えいた以上にたくさんのことを掴んでくれたのだなと感動しました。作文はご家庭でも保護者の方へみていただいていますが、プレゼン動画も収録しましたので、保護者面談の機会などにぜひご覧いただこうと思っております。

7日間という短い期間ではありましたが、1冊本を読み切って、様々なことについて考えてもらったことはこの冬大きな経験になったのではないかと思います。目先の細かいところであーだこーだと指摘することではなく、視野を広げさせ、自ら進んで行動ができるように支えていくことが、アビリティが中学生へ提供していきたい価値です。様々なことに感度よく気づき、考えてくれるこの大切な時期にアビリティに大切なお子様を通わせてくださっている保護者様に、この場を借りてお礼申し上げます。

今後も季節講習では特色を持たせた、日常では出来ない学びをお届けしていきます。どうぞ今後もご期待ください。

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