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「実感国語」冬期特別講座を実施しました

この冬、マナビのマキバ教室では小学1、2年生を対象に、実感国語、冬期特別講座として宮沢賢治の「雪わたり」を題材に深く味わい、体験的に学ぶアクティビティを2日間にわたって実施しました。今回は、その様子を紹介します。

物語の世界に飛び込むスタート

「雪わたり」はその名の通り冬のお話。講座の初めに取り組んだのは、冬や季節の特徴から連想して言葉やイメージを広げる活動です。自分が連想した情景や動物たちについて言葉にしたり、絵にしたりしました。もちろん発表もしっかり行いました。

そして「雪わたり」の作者、宮沢賢治先生についても学びました。知っている宮沢賢治のお話をあげたり、出身地を当ててみたり、最後には宮沢賢治先生の顔も想像して書きました。
「冬のお話を書いているからクマっぽい顔かな?」
「お話を書く人だからメガネをしてそう!」
なんて想像を膨らませながら、それぞれ素敵な賢治先生を描いてくれました。

考える・表現する・共有する時間

物語を読み進めていく中で、ただ文字を追うだけでなく「もし自分だったらどうする?」をキーワードに、自分の考えを言語化する時間を多く取りました。じっくり考えて自分の考えを言葉にしてくれており、用意した枠が埋まるほどびっしり書いてくれました。発表でもしっかり自分の思いを言葉にする姿が印象的でした。

きつね小学校の幻灯会に参加

2日目は、「雪わたり」に出てくる幻灯会をマナビのマキバ教室内で開きました。お話に出てくるような注意してほしいことでもよし、伝えたいことでもよし。「自分だったらこんなことをうつしたい」という発想をもとに、絵を描いてみました。なぜその場面をうつしたいの理由も自分で考え発表することで想像力、表現力、自分の考えを他者に伝える力が育っていきました。実感国語の授業内でも大切にしているところです。

「わかる」から「考える」へ —— 国語の本質

今回の講座を通して大切にしたのは、物語や言葉から感じ、自分の考えとしてまとめ、それを表現し、他者と共有するという一連のプロセスです。

このような体験は、言語能力の核になる「考える力」「伝える力」を育ててくれます。

今回の実感国語、冬期特別講座が
「国語って面白い」「もっと読んでみたい」
「自分の考えを伝えるのって楽しい」と思えるきっかけになっていたら嬉しいです。

今後もマナビのマキバでは、読解力にとどまらない読書体験を大切にした実感国語講座を続けていきます。

実感国語1年生プレ講座を開催しました

先日、実感国語1年生のプレ講座を実施しました。初めての取り組みでしたが、多くのご家庭にご参加いただき、親子で国語の楽しさに触れる貴重な時間となりました。親子で同じ物語に触れることで、お子様にとっては安心感となり、学びの姿勢をより積極的にする力にもつながったようにも感じました。

『どんぐりと山猫』を題材に

題材として選んだのは、宮沢賢治の名作『どんぐりと山猫』
ユーモラスで不思議な世界観をもつ作品を通して、「物語をただ読む」のではなく、物語の中で「考え、感じる」ことがテーマです。長い文章を一度に読み切るのは決して易しいことではありませんが、物語の展開に引き込まれ、集中して取り組む姿が印象的でした。





1年生の積極的な姿勢

読み進める中で、「こう思う!」「私はこう考えた!」と意見を口にする子が次々に出てきました。
以前は発表に消極的だった子も、この日は自然に手を挙げ、恥ずかしさもありながら、それでも自分の考えを発表する姿が見られました(保護者様以上にじーんときてしまったかもしれません)。たくさんの意見が飛び交うことによって、「自分と違う考えがあること」に気づき、さらに自分の思考を深めていくことができました。





「読む」の先、「考える」「伝える」ために必要なこと

国語の学びで大切なのは、「考える」と「伝える」を両立させることです。
考えるためには、まず文章を正確に読み取り、要点を整理する力が欠かせません。さらに、その考えを他者に伝えるには、自分の意見を言葉にして表現する力が必要です。実感国語では、こうした「読み取る力」と「表現する力」を同時に高めていきます。





実感国語がめざすもの

今回のプレ講座でも、成長の兆しがいくつも見られました。





  • はじめは「長いなあ」と言っていた子が、最後には「もっと読めそう」と自信を持って言えるようになった
  • 以前は発表に消極的だった子が、みんなの前で自分の意見を言うことができた
  • 他の子の意見を聞いて「そういう見方もあるんだ」と気づきを得たり、それを経てさらに自分の意見を深めることができた

こうした変化の積み重ねこそが国語を学ぶ本当の価値であり、実感国語がめざすところでもあります。

子だけでなく、親も一緒に

ある保護者の方からは、
「私自身、物語の世界観がとても好きでした。子どもと一緒に楽しめたのが嬉しかったです」
という声もいただきました。
お子様の学びを支えるだけでなく、保護者自身も物語の魅力を味わい、親子で共有できることは大きな価値です。国語を「勉強」としてだけでなく、「一緒に楽しめる時間」として体験していただけたことも、この講座ならではの成果だと感じています。





日本語のデッサン力を育む 「実感国語」

10月より、毎週金曜日15:50~17:30(速読TRRACEを含む)のお時間にて、実感国語1年生が正式開講となります!

国語は、ただ点数を取るための科目ではありません。
文章を通して考え、言葉にして伝え、誰かと分かち合うことで、子どもたちの世界は大きく広がっていきます。
実感国語がその一歩を踏み出すきっかけになれば、こんなに嬉しいことはありません。

次回もまた、多くの「できた!」と「楽しい!」に出会えることを楽しみにしています。

わくわくしながらページをめくる、そんな読書体験を〜実感国語 夏期特別講座〜

毎日暑い日が続きますね。長かった夏休みも終わり、学校が再開したところもあるのではないでしょうか。

どのような夏休みを過ごしましたか?

マナビのマキバの中学1年生の中には、授業とサマスタ(サマスタについてはこちらから)あわせてなんと3週間 毎日来塾した生徒さんもいました!

小学3年生と2年生は実感国語夏期特別講座に参加してくれた生徒さんもたくさんいました。本日はその実感国語のようすをご紹介します。

 

📚小学3年生 注文の多い料理店(宮沢賢治)


小学3年生の実感国語では宮沢賢治先生の「注文の多い料理店」を題材にし「読む前に想像する」「読んで考える」「自分で表現する」という3つのステップを通して、物語の世界をじっくり味わってもらいました。

まずは題名を手がかりに、「どんなお話なんだろう?」と自由に想像をふくらませて話し合ったり、物語を読んだあとは、登場人物の行動や場面をたどりながら、「はじめはおなかがすいていたからうれしそうだったけど、だんだん“あれ?”と思う場面がふえてきて…」などと、会話や描写を手がかりに登場人物の心の動きを捉えたり。

さらに、作品の特徴である“注文の多さ”にも注目し、「どんな注文があったか?」「なんのために言ってるのか?」と、ひとつずつ振り返りながら、意味についても考えております。結末を知ったあとには、「あの注文って、きっと〇〇だったんだね」と、自分なりの考察を交えた意見もたくさん出てきました。

授業の最後には、オリジナルの「注文の多い料理店」を創作する活動も行いました。ユニークでおもしろい“注文”が次々と生まれ、発表の時間は笑いに包まれました。子どもたちの発想力の豊かさには、今回も驚かされました。

ただ物語を読み取るだけでなく、自分の感じたことを言葉にしたり、友だちと考えを共有したりしながら、作品を味わうことができました。

 

📚小学2年生 花のき村とぬすびとたち(新美南吉)


小学2年生は新美南吉先生の花のき村とぬすびとたちを題材に、気持ちの変化に注目しながらお話を読み進めていきました。

導入として気持ちを表す言葉をたくさん書いてもらったり、題名にもある「ぬすびと」のイメージを考えてもらったりもしました。

また、自分の考えを言葉で表現するということも大切に行いました。みんなのところに盗人が来たらどうする?どんな時に泣く?など質問を多く投げかけて授業を展開させていきました。

かなり長いお話ではありましたが「話を読むことができて楽しかった!」「気持ちの変化がわかった!」という嬉しい感想も聞くことができました。

今後も実感国語では文学教材を通して、読解力だけでなく、「感じる力」「考える力」「伝える力」をバランスよく育てていきたいと考えております。

 

⭐️小学1年生向け実感国語 10月開講!


この秋からは、小学2、3年生に加えて、小学1年生向けの「実感国語」も開講いたします。

テキストを基とした「読み」「書き」学習と、対話や発表といった言語活動 を両輪として進めます。

母語は読解力・思考力・表現力を育て、すべての学びの基盤となります。

だからこそ、低学年の「今」から育てていきましょう。

詳しいご案内は教室までお問い合わせください。皆さまのご参加お待ちしております!

親子で楽しむ新美南吉の世界~実感国語春の特別講座~

春の実感国語春期講座は、マキバではお久し振りの親子イベント。

「親子で楽しむ新美南吉の世界」

『ごんぎつね』や『手袋を買いに』で有名な新美南吉先生。

自然や人の心をやさしく描いた作品は今も世代を越えて愛され続けています。

親子で語り合う読書体験

今回は「でんでんむしのかなしみ」「一年生たちとひよめ」「二匹のかえる」「ごんぎつね」を取り上げ、物語の世界に親しみながら、“読解のコツ”を親子で学んでいただきました。

読みやすい文量の作品から、読み応えのある作品までありましたが、子供たちも一生懸命に文章を追いかけてくれ、作品の世界に引き込まれている様子でした。

読んでいく中で

「でんでんむしのかなしみって何だろう?」

「あなたはどんなときにかなしみを感じる?」

「かえるたちはどうして争ったの?けんかはいけないことかな?」

「うそをついたことはある?うそについてどう思う?」

と、作品のテーマについて親子で語り合い、それぞれお友達の意見にも耳を傾けてもらいました。

何よりも読解力の核となるもの

「読む」ことは、単に文字を追うだけではなく、心を動かし、考えること。

そんなふうに読書をする、あるいはそこから先の読解に繋げるためには、これまでに「どんな読書体験をしてきたか」が核となります。

 

親子で一緒に考え、気づきを共有する中で、読解力だけでなく、相手の気持ちを想像する力も育まれたひとときとなりました。私自身も「そんなふうに考えるのか!」と収穫の多い一日となりました。ご参加いただいたみなさまありがとうございました。

ご参加いただいたお母様より、

「子どもが自分で本を読めるようになってから一緒に読むことが少なくなっていたので、今回の講座に参加でき嬉しく思います」

という、こちらまでほっこりするようなお言葉をいただきました。

 

読書や会話を通じて親子のコミュニケーションが増えればいいなと思っております。

実感国語では引き続き、楽しく学べる講座を提供してまいります。お楽しみに!

実感国語2・3年生 ~宮沢賢治『雪渡り』の世界を体感~

 

こんにちは。 今回はウインターセッションにて実施した冬期実感国語のようすをご紹介します。

冬期講座1日目~賢治先生が描く「冬」を知る

冬期特別講座では宮沢賢治の名作『雪渡り』を通じて、子どもたちに「冬」をテーマにした様々な体験をしてもらいました。

まず1日目には、東北の冬景色の写真を見ながら、物語の場面を想像する活動を行いました。また、動物の足跡クイズでは自然への興味を深める時間となり、子どもたちの好奇心も引き出すことができました。 (今回で最も有名になったのは恐らく「いたち」 みんな探し回ってくれるとのことでした)

さらに、『雪渡り』をヒントに宮沢賢治の人物像を想像し、似顔絵を描く活動も実施。これが大いに盛り上がり、みんなが一癖も二癖もある「賢治先生」を想像して描いてくれました(笑)。

物語を読み進める中では、「自分だったらどうする?」というテーマでワークシートに意見を書き込む活動を行いました。特に3年生の積極的な発表が2年生にも良い刺激を与え、学年を超えての活発な交流も見られました。

物語の中の「きつね小学校の幻灯会」のシーンに差し掛かると、子どもたちにも実際の入場券を配布し、物語へのワクワク感を高めました(お話しを知らない方はぜひ読んでみてください)。

『雪渡り』を読破した後は、「自分だったら幻灯会で何を映すか」を考えてもらいました。それぞれのアイデアにはユニークな発想が詰まっており、しっかりと理由まで説明する姿がとても印象的でした。

冬期講座2日目 ~みんな集まれ『マキバ幻灯会』~

2日目に行ったのは「マキバ幻灯会」

前回考えてきてもらった「自分だったら幻灯会で何を映したいか?」というアイデアを、実際に形にしてみました。 子どもたちは絵を描くだけでなく、題名や紹介文まで工夫して作成。ユーモアたっぷりの作品が次々と完成し、作成過程を見ているこちらもワクワクが止まらず。

最後は全員の絵をホワイトボードに映し出し、鑑賞会を実施。みんなの作品を見ながら大いに盛り上がり、楽しい時間となりました。

実感国語がお届けしたいのは「わくわくしながらページをめくる」そんな読書体験です。 今回のように物語の世界観を体感する活動を通じて、お子様が「もっと読みたい」「国語が楽しい」と感じてくれるきっかけになればと思います。

春からは新学年としての実感国語。楽しみにお待ちしています。

 

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