ブログ、日々更新中

新しい発想のためには

先日、年少さんの授業で、お子さんだけでなく私も含めた大人も一緒に悩むパズルがありました。

結局、授業内では終わらずご家庭でもう一度考えてみようということになっていたのですが、次の授業の際に一人のお母様が「家でやったらできました。」と写真を持ってきてくださいました。

そこで、できてしまうとなぜ授業の時にはできなかったのか不思議ですね。という話になり、そういえば、授業の際には合ってそうだけれど微妙に違うピースを置いていたため、これで合っているはずという先入観が生じてしまったのかもしれませんねと言うことになりました。

 

         

(写真をヒントに作った正解)   (間違えて置いてしまってはまったパターン)

 

普段の授業でも、「一度置いたピースを外して改めて考えることができるかどうかが重要ですね。」と話している身でお恥ずかしいながら、私もまっさらから考え直すことができていませんでした。

ちょうど、某テレビ番組で紹介されていたカリスマの方が挙げていた仕事術の一つに「常識を疑う」というものがありました。

かけ離れているようにも思えますが、まずは自分が正しいと思った事でも疑ってみるという姿勢がこのようなパズルを自力で解くことを通しても養われていくのではないでしょうか。

実感国語、年内最後は『詩のあん唱コンクール』で締めくくりました!

師走は忙しい!との言葉通り、ありがたくも充実した毎日を送らせていただいております。

マナビのマキバも今週で年内の通常授業が終了し、来週からはいよいよウインターセッションがはじまります。

詩のあん唱に挑戦する実感国語生

実感国語では、年内最後の大きな取り組みとして「詩の暗唱」に挑戦しました!

全国学校図書館協議会が実施する「詩のあん唱コンクール」に応募しよう!と決まると、子供たちもより一層気合が入ります。 実感国語でもいままでに何度か「詩」をテーマに学習してきましたが、本格的な暗唱は今回が初! 嫌がったり不安がったりがないのはさすが実国生。詩を選ぶために詩集をめくるだけでこんなにも愉しそう。

 

詩に込められた「物語」を想像する

普段テキストで扱うような文章題とも違う。でも「作品の中に何かしらの物語がある」(現実国小3生の言葉です)というのが詩の面白い、奥ゆかしいところ。

ただの紡がれた言葉として詩を受け取るのではなく、心の部分で詩を読むことができて、さらに理解することができる。

そんな小学生って素敵すぎますよね。

感受性が最も敏感で繊細なのが、幼児~小学校低学年あたりまで。できればその間に沢山の作品に触れてもらいたい。 そんな思いを込めて、今回は『おーいぽぽんた』という詩集をセレクトしました(我らが周子先生のおすすめもあり)。

書籍

可愛い題名に可愛い表紙絵、この中に166の詩歌が入っており、子供たちもページをめくるたびに目をキラキラさせていました。

短歌や俳句についても、まだまだ知識はありませんが、それがなくとも楽しそう。 現代語でも古語でも関係なく、まずはその音やリズムから楽しみます。 こうした知的好奇心が「国語が楽しい」という入り口になり、高学年になってからも活きる力となっていきます。 実感国語小1生、小2生、小3生それぞれが、自分の選んだお気に入りの詩を一週間かけて暗唱してきてくれました。 ブログでは伝えきれない可愛さ、楽しさ、ぜひマキバ教室にてご覧いただけたらと思います。 (子供たち、お願いすると得意になってやってくれます笑)

 

さて、冬休みは『枕草子』を読み解いていきます!お楽しみに!

文章問題こそ真骨頂!実感算数で伸びる子どもたちの思考力

みなさんは小学校で算数を学んだとき「文章題が好き!」と思いましたか?

計算よりもめんどくさいのでキライ、と感じた方もいるかもしれませんね。

 

文章題は文字通り、文章で示された算数の問題を読んで解くのですが

実は、一問取り組むごとに

読解(何を聞かれている?)思考(どのように考えよう?こうかな?よし、このやり方で行こう)

立式計算解答(何を何の単位で答える?)

というプロセスを経る必要のある、脳のエクササイズです。

このとき子どもたちの頭の中では一瞬でいろいろなことが駆け巡っています。

実感算数で学習している皆さんはとても自由に考えてくれますので

時々、立式をしないで答えにたどり着いてしまうことがあります。

そんな時はどのように考えたのかを説明してもらうのですが

アタマの中をのぞいてみたいくらい素敵な発想で答えてくれたりします。

 

「25分かけて公園に着き、時計を見たら9時12分でした。家を出たのは何時?」

という問題に取り組んだ小2君。

『アタマの中の時計が、

9時のところで12分と13分に分かれた』

と言って「8時47分」と答えてくれました。

〇〇算で解いたというよりずっと柔軟でピカピカな発想ですね。

 

イメージできる、思考できることこそAI時代を生き抜く人間の賢さ。

この能力を実感算数でどんどん高めて欲しいと願っています。

 

全国統一小学生テストの結果からも国語の重要性が見えてきました。

11月3日に実施された全国統一小学生テストの結果が返ってきました。

今年は三連休の初日とあって参加人数は少なめでしたが、今回もみんな頑張ってくれました。

〈総合〉

年長さん:全国1位、県7位

5年生【4科目】:県4位 (72.6)、県5位 (72.1)、県29位

〈教科〉

4年生【国語】:県19位、県28位

5年生【算数】:県5位 (71.3)、県17位

   【国語】:県18位、県27位

   【理科】:県4位(70.1)2名、県8位

   【社会】:県2位 (75.2)、県5位 (72.3)

6年生【算数】:県21位

   【理科】:県27位

   【社会】:県22位

 

近年の問題を見ると、共通テストが導入される以前に比べてどの教科も文章量が増えてきました。

国語力の重要性が増してきたのではと思い、手元にあったデータを解析してみました。

 

 Rの二乗の値が大きいほど相関が強い(今回の場合、国語が良いと算数も良い)そうです。

 

国語の偏差値を横軸に、算数の偏差値を縦軸にしてグラフを描き、相関を調べてみると、2019年以降は2021年を除き、5年生と6年生は相関が強いことが分かります。

ちなみに共通テストの実施開始が2021年1月からなので、2018年は共通テストの全容が見えてきたかなという頃です。2021年はコロナ明けで全国統一小学生テストの問題が簡単になった年でした。

ご存じの通り共通テストは文章量が多くなり、それに伴い全国の高校入試や中学校の定期テストまでどの教科についても文章量が増えています。全国統一小学生テストも同様に2018年に比べると文章量が格段に増えており、国語力が無いと算数の文章題も解くことが難しくなっているようです。

また、今回解析してみて改めて感じたのが、国語力も含めた総合力が効いてくるのは5年生以上で、4年生以下については、まだまだテスト結果は流動的なのではないかということでした。

 

冬までの目標達成宣言!マナビのマキバ中3生

マナビのマキバが提供する「学習空間」

あっという間に11月も半ば!

中学生は各学校の定期テスト対策に励んでいます。

自習風景

授業+αで自習(テスト勉強)のために教室に来るのは当たり前。土曜日は毎週4階も6階も賑わっています。 人が多いにも関わらず、それぞれが目標に向かって静謐に取り組む時間と、対講師との質問タイムにて活発なやりとりとでメリハリのある、そんな「学習空間」がマナビのマキバの魅力です。

アビリティ恒例、○○の冬休みまでの目標達成宣言

そして、中3生にはこんなものを作成してもらいました。

目標達成宣言 目標達成宣言

中3授業風景

「◯◯の冬休みまでの目標達成宣言」

アビリティ恒例のアファメーションですが、生徒たちも頭の中の意識に留めておくだけでなく、実際に書いて言葉にする、目にすることで、より一層気持ちが高まるようです。 我々が見ても、この決意の固さに感銘というか、背中がびしっとする、君たちの本気についていかなければと。

目標達成に向かう道は、必ずしも平坦ではありません。涙を流すこともあれば、やってもやっても拭いきれない不安もあります。そんなものを抱えながら、それでも自分の「できる」を信じて進んでいく。アビリティにはそんな芯の強さを持つ子たちが集まってきてくれています。本人たちの前では言えませんが、実はこの姿たけでも結構じーんとくるものがあったり…

「理社」で差がつく高校入試、対策は今のうちから

高校入試で差をつけるには、やはり5教科での得点を伸ばす必要があります。つまり「理社」でどれくらい得点を伸ばせるか、というところが鍵になってきます。マナビのマキバでは小4生から中3生までクラス制の理社授業がありますが、中3生の夏休み明けから受験対策が始まり、今まで数国英のみだった子たちが理社クラスに合流する際には、やはりすでに差が見られます(模試で3科目で上位に食い込んでくる子が5科目になると抜け落ちてしまうような)。現中3生も今そこを必死に乗り越えようとしてくれていますが、小学生内容をさらに深めていく中学校での理社、その土台がどれくらい出来ているかで夏明けの苦労が全く違います。後輩たちにも、目先の定期テストだけではなく、もっと先の高校入試も意識するように、長い目を持つということは日頃伝えております。

2月からの新学年開始前に、ぜひご家庭でも検討ください!

 

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